Life Time Experience

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ALASKA

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朝焼けのデナリ in デナリ国立公園


アラスカも最終日。
昨日はは、宿のオーナーJamesと船乗りのMarkと一緒に近くの山に登り、夜は取れたてのサーモンとオヒョウをご馳走してもらった。アラスカで食べた食事の中で1番美味しかった。

今後の予定は、あと1ヶ月間カナダのスコーミッシュというところでクライミングをしてから日本に帰国します。

エベレストなどの8000m峰、プモリ、アマダブラム、その他無数のヒマラヤの山々。目標とするそれらの頂に限りなく自分の力で登る。カナダでの登山学校を終え、デナリに登り、気づいたことはここで学んだ全てを続けていくというシンプルなものでした。それが自分の目標へと繋がる道でした。
「小さいことを積み重ねることがとんでもないところにいくただ1つの道」、イチローの言葉です。

日々、コツコツとそして時には大きな刻みをつけながら、これからも生きていきます。


今年の夏は長野で父親と一緒に野外キャンプを開催します。

詳細は、前回の記事をご覧下さい。

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野外キャンプin長野

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もう20数年前から父親が長期休みに子ども達に開催している野外教室「大地」のキャンプ。

僕が小さい頃から、家には長期休みになると全国各地から子どもから大人までたくさんの人が集まってきた。
夏はキャンプ、サイクリング、登山、野宿、海や川遊び、冬はスキー、スノーボード、クロスカントリー、雪遊び。

学校はつまらなくても、このキャンプだけは楽しかったのを今でも覚えている。
間違いなく、僕の子供時代で1番楽しかった時間だ。

というわけで今夏は、故郷の長野で父と供にこの野外キャンプを開催します。

興味がある方は、ぜひご参加下さい!




今年のプログラムは以下。


2013サマーキャンプ

1.大地体験べーシックプログラム(田舎の祖父母宅で暮らす編)

8月6日(火)~9日(金)

朝夕、クワガタ・カブトが雑木林を散歩し、セミが鳴く大地の丘。
林に入ると、涼風が顔をなで、夕暮れはカエルの大合唱。
いきなりハードなキャンプは不安、大地でゆっくりしたり日帰り登山やテント泊などの体験からという子供達のためのキャンプです。
五右衛門風呂・たき火・竈料理・おはなし会・雑木林散歩・ご飯作り、工作やクラフト作りなど、大地独自の世界をじっくりゆっくり楽しみましょう。

★食事 アレルギー対応食できます。地産地消、手作り、竈炊きが基本

★遊び 大地での遊びに加え、登山、サイクリング、ハイキング、川遊び、プール、野宿など

★参加費 3泊4日36000円(幼児3000円高)
※親子参加の場合はご相談下さい。


2.大地星空キャンプ

7月27日(土)~28日(日)
8月3日(土)~4日(日)
8月10日(土)~11日(日)

誰もいない静かな場所で、星空を眺め、静寂を楽しみ、朝露の中を散歩して、自然と対峙するキャンプ。
家庭の台所をそのまま自然へ移動して、宴会化するキャンプから離れ、穏やかな自然をたっぷり感じてみましょう。
今年は赤ちゃんも、母子でも、テント未経験家族でもどなたでも、プライベートキャンプできる環境を準備します。
夜の星空お話会や歌や演奏会も楽しみましょう

★キャンプ地 お楽しみに

★参加費 親子2名13000円(2歳以上の親子) 子どものみ(年長児以上)10000円
※大地OBおよび在籍者割引あり


3.家族で過ごす大地隠れ家プログラム

8月12日(月)~15日(木)

大地は知る人ぞ知る密かな隠れ家。
毎年、本格的な木工で素敵な家具などを家族で作り上げます。
お盆休みの喧噪を離れて、密かにシンプルな自給自足自由な暮らしを家族で楽しんで見ませんか。
ひたすら作る、調理する、遊ぶ、こんな世界を提供します。
木工作・薫製作り・ひたすらぼんやりする・テントで眠る・素敵なものを時間をかけて作るなど、じっくり楽しんでください。

★食事 アレルギー対応食できます。地産地消、手作り、竈炊きが基本

★遊び 大地での遊びに加え、登山、サイクリング、ハイキング、プールなど

★参加費 3泊4日大人32000円 子ども(年長児以上)28000円幼児(2歳以上)13000円




僕は参加できませんが、他にもキャンプを開催しています。
詳細はこちらから→2013年度サマーキャンプ

参考URL:http://www.ne.jp/asahi/daichi/nagano/information.htm


野外教室「大地」の詳細や今までのキャンプの記録は下記URL
http://www.ne.jp/asahi/daichi/nagano/yagai.htm




☆お申込み☆
参加申込書・誓約書に必要事項をご記入の上、メール・ファックス・郵便で事務局へお送り下さい。
申込書が届いた時点で受付が成立します。

申込書
2013年度サマーキャンプ申込書

誓約書
2013年度サマーキャンプ誓約書

参考URL:http://www.ne.jp/asahi/daichi/nagano/information.htm


同時に下記口座に参加費をお振り込み下さい

大地サマーキャンプ事務局
郵便振替口座大地口座番号00540-2-25150


●キャンプ開始の10日前までに、プロ
グラムをお送り致します。

●申し込み後のキャンセルは、入金
の有無に関係なく、規定のキャンセ
ル料を申し受けます。


☆連絡先☆

幼児教室「大地」
HP:http://www.ne.jp/asahi/daichi/nagano/

住所:長野県上水内郡飯綱町倉井379  郵便番号389-1204

電話・FAX 026-253-8902

MAIL: daichi@nagano.email.ne.jp

僕への連絡や質問は、yuhi.a.eagbek@gmail.comかfacebookのメッセージでお願いします。
2013年7月7日~30日の間はカナダのスコーミッシュというところで、クライミングをしているので、連絡が遅れることがあるかもしれませんが、ご了承下さい。


その他、 ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問下さい。

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北米最高峰デナリ(マッキンリー、6194m)単独登頂記

2013年6月7日-15日
所要期間:8日間(登高5、停滞2(強風の為)、下降1)
ルート:ウエストバットレス(ノーマルルート)



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2013年6月14日午後3時11分 北米大陸最高峰デナリ(マッキンリー、6194m)単独登頂

空の色は青というより紺に近い。

どこまでもどこまでも広がる真っ白い山々。

眼下には歩いてきたナイフリッジが見える。


嬉しかった。とにかく嬉しかった。
たった1人、頂上で子どものようにはしゃぎまわった。



山頂からの動画。







・6月7日-8日

16時頃LP(2057m)着
LP(2057m)23:40-11000キャンプ(3350m)8:30
約9時間 距離15.5km 標高差1295m

なんだか慌ただしい出発になってしまった。
レンジャーにミーティングの時間を早めてもらい、許可も1日早くしてもらった。
ルートの詳細や注意事項を聞き、Sheldon airに着き「準備できたからいつでも出れるよー」と言ったら、30分後に出発になった。セスナは天候次第なので、すぐに買ってきたハンバーガーとポテトを頬張り、着替えたり、水を用意したりする。

セスナからの景色は圧巻。
自分が「自然」というものに対して持っていたレベルが1つあがった気がした。アラスカは限りなくでかい。どこまでも広がる荒野、氷河から流れ出た川、白い峰々、氷河。。

LPに到着。出発は深夜12時。

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ハンター山と僕のテント


ソロで登りに来ているザックにロープを結ばないかと言われる。
歩くのは氷河だ。クレバスの危険があるこのエリアで1人で歩くのはキチガイ沙汰だ。
クレバスというのは、縦にも横にもあいているし、トレースがあろうが落ちるときは落ちる。いつどこで落ちるかは誰にもわからないのだ。安全面を考えたら、ロープを結ぶべきだろう。

しかし、あくまでも僕は、単独で来ている。何人もの人が歩き、トレースがしっかり残っていて、Fixロープが張られていてもだ。はっきり言って今回の山行は単独とは呼べないが、できる限り自分の力で登ってみたいのだ。こういう状況はウエストバットレスを取った時点でしょうがないことなのだ。こういう状況が嫌ならウエストリブやカシンリッジを登ればいい。しかし、今の僕にその実力も経験も足りない。なので、このウエストバットレスというルートで限りなく自分の力で登ってみたいのだ。ってなことを説明しようとしたけど、俺は1人で登りたいって言ったらすぐに納得してくれた。

ザックは、ウエストバットレスを登り、メスナークーロワールをスキーで下るらしい。めっちゃ羨ましい。俺のこのレンタルの細いスキーじゃ無理だろうなー。

さーて仮眠するか。



深夜23時40分出発。空は白夜のために明るい。
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広い氷河上にたった1人歩いている。
叫び出したいような自由だ。ひとり言を言ったり、歌を歌いながら順調に進む。

予定していたキャンプ地に着いて、オートミールを食べる。調子が良いので先に進む。
ここからがめっちゃ長かった。

空腹と眠気でフラフラになりながら、11000キャンプに着く。
すぐにお湯を沸かし、スープとシチューご飯とポカリを溶かしたお湯を飲む。
テントを立て、とりあえず荷物を全部突っ込み、寝袋に入り気を失うように眠りにつく。

暑さで目が覚める。昼間は暑すぎるー。
2日の行程を1日でこれたのはでかい。クレバスが怖いから氷河上には長く滞在したくないのだ。

さて、ここからはクランポン。明日のルートの最終チェックをする。トレースがあると言っても、重い荷物を背負ってるわけだから、慎重に行こう。急登が2つ。どのような状態だろうか。

夕飯を食ってる頃にガスってきた。晴れてくれー。今日も出発は24時前後。




・9日
11000キャンプ(3350m)2:15-14000キャンプ(4300m)7:30
5時間15分 標高差945m


11時頃に起きるが、二度寝し12:45起床。
テントの窓から外を覗く。快晴。すぐに準備をし、スープを食べる。
冷えているが、めちゃくちゃ寒いって感じではない。モーターサイクルヒルを3つほどでかいクレバスを超えて登る。怖い。


空が赤く染まっている。
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フォーレイカーとハンターが見事に見える。
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クランポンを噛ませながら慎重に登っていく。
落ちればクレバス行きだ。

1歩1歩進むごとに、今まで積み重ねてきたものが報われている気がした。
罵声を浴びされながらやった引っ越しの仕事も、30kg担いで歩いたネパールトレッキングも、山小屋でのランニングも、50kgの歩荷トレーニング、雪の中、ペットボトルをつめたザックを背負い走っていた白馬での日々、3ヶ月の登山学校。1つ1つを思い出す毎に、心が燃える。積み重ねてきたものが活力になっている。

いつのまにか、14000だ。テントをはり、お湯を沸かして朝食をとる。

寝たんだか寝てないんだかわからないけど、昼前に起きる。頭痛いなー。いつものことだから、ゆっくり順応しよう。その辺をフラフラ歩く。

Fixラインが張られている氷の斜面は一体どんなのだろう。
アッセンダーは持ってきていない。ロープに頼りたくないからだ。
ただ、このこだわりのために落ちて死んだらバカだと思う。どこまで自分のやり方を貫くか。安全面を考えたら、使うのが普通だ。しかし、これは登山だ。安全面だけ考えたら、山なんて入らずに家にいれば良い。何も危険なことをしたくて山に入っているのではない、俺の場合。危険は嫌だ、あとは自分が納得できるか。自分のやり方と安全、このバランスは難しい。怖いよー。


アラスカサイズのクレバス。深さは1mのこともあれば数百メートルのこともある。
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・10日
14000キャンプ(4300m)-リッジキャンプ(5000mちょっと)-14000キャンプ(4300m)
12:40-17:30


キャンプ地。
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山頂にかかる虹。
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リッジキャンプへ荷上げ。
心配していたfixラインのクライミングは、技術的には問題なかったが、体力だ。息は切れるし、足にきた。

結局は、FIXを使った。
アックスも1つだし、アイススクリューもない。今の自分の状況や実力では使うべきだと判断。

稜線に出たら歩けないほどの強風。残置支店に身体とザックを固定し、穴をほる。
なんとか埋まったけど、心配だ。帰りは、懸垂下降でスイスイ。ロッキンもう一個持ってくれば良かった。

下ってる途中、目の前にクレバス。氷河を歩いていることを忘れてはいけない。

隣のキャンプからソーセージの匂い。食いてー。



・11日
14000キャンプ(4300m)-ハイキャンプ(5245m)


一歩ずつ、ゆっくりゆっくり。体力の充実を感じる。
核心のFIX帯。うまくコツをつかんだので、昨日よりは楽。けど、疲れるー。アッセンダーあったら楽だろうな。

風やカラスに食われてやしないかと心配していたデポも無事。

さて相変わらず風は強いが歩けないほどじゃないな。
さすがに5000m近くなると息が切れる。しかし、ペースは落ちていない。
どんなにゆっくりでも歩き続ければ頂上だ。今は、目の前の一歩一歩に集中しろ。アリになれ。機械になれ。


稜線を歩いていく。
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広がる雲海。5000mを超えた地点。
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サングラスはネパールで300円くらいで買った偽物のレイバン。直前に壊れたので、ダクトテープで補強。
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どうやら今日は俺が1番最初みたいだ。


ハイキャンプに到着。
テントを設営し、少し登る。風は強いが明日のアタックに備えてこの高度に順応しておかなくては。

豚汁、味噌汁、クラムチャウダーにほうじ茶を500ml。
レンジャーが明日から4日間はとんでもない風が吹くから気を付けてくれと言いにくる。
いいさ、まだ4日目。何日でも待つさ。風よやめ。




・12日

停滞
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6時起床。風が強過ぎる。2度寝。
頭が痛い。水分不足だ。
現実だか夢だかわからない状態で1日過ごす。レンジャーが明日の天気は最悪だと教えてくれる。



・13日

停滞
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テントの周りに積んでいたブロックが頭に当たって起こされる。
朝から異常な強風。テントが風で運ばれた雪で潰されかけてる。極寒の中、シャベルで雪をどかす。テントが潰れて敗退なんて絶対に嫌だ。
明日から3日間、天候が安定するとレンジャーが教えてくれる。ここのレンジャー達、めちゃくちゃ良い人。
1人、日本語がペラペラのネパール人高所登山ガイドがレンジャーにいて、色々と気にかけてくれる。極寒の中、すげえ薄着だし手袋もしていないのに、全然平気そう。やっぱり強いな、ネパールの人たちは。俺も負けてられないな。

最終アタックの準備を入念に行う。
計画は、行って帰ってきて12時間。12時間頑張れば行って帰ってこれるのだ。何度も何度もルート図を見直す。

午後から風が止む。現在は夜の9時。めちゃくちゃ寒い。さすがはアラスカ山脈5000m地点。半端じゃない。持っているものを全て着込む。

オートミール、クラムチャウダー、お茶の夕食をとる。
あとは身体を休めるだけだ。やるぞ。明日は。絶対に登頂してやる。




・14-15日
10:50-16:50(登り4時間20分、下り1時間20分)

9:30起床。天候はこれ以上は望めないほど最高だ。
全ての準備を整えて11時に出発。
心臓が高鳴る。ようやく登頂日だ。

5グループほどが既にデナリパスに取り付いている。

雪の状態は最高。
風で叩かれた斜面が太陽が当たりほどよく柔らかくなってきているので、アイゼンの刃がよく刺さる。呼吸も順調。強風に閉じ込められた2日間は、外に出て行動すると「ここ本当に5000mかよ」と思うほど、呼吸が苦しかった。寒さや風が実際の標高より高く感じさせるというのは、本当だな。

1時間少しで大トラバース「デナリパス」を抜ける。2時間半かかると見てたから早い早い。

ここからは40度ほどの斜面を越えてフットボールフィールドを目指す。
ここで全てのグループを抜いてトップになった。


積み重ねてきたことが思い出される。それに我慢してきたこと、捨ててきたもの。
それは、大切な人との時間だったりもした。失くしたもの。
本当はもっと友達や大切な人となんてことない話しをしながら飯でも食いたかったさ。
目指すものがあるから我慢できる。目指すものがあるから我慢ではないと自分に言い聞かせてきた。
けど俺も本当は行きたかったのだ。今更、そんなことを言ってもしょうがないことを考えている。
なんで今になってこんな事を思い出すのだろうってことを考えている。
いいさ、俺が今ここにいるってのが全てだ。
そういうもの全てをひっくるめて登る。
純粋な登山欲も名声や虚栄心も何んだって良い、それが力になるなら全てを込めて登るさ。食い物のことも暖かいベッドのことも家族、友達、彼女、嫌なやつのことも、最悪の思い出も何を考えようが足が前に出るならそれで良いのだ。

頂上へと続く最後の稜線を臨む。あと少しだ。
体調はびっくりするほど最高。高度の影響もまだない。

最後の急登を越えて、稜線に出る。ここがヤムナスカ登山学校でアルパインロックを教えてくれたガイドのデロは、娘の名前に「マッキンリー」とつけるほどに感動した稜線か。
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きれいな稜線だ。真っ白で、周りの紺碧の空に溶け込む。
空が底なしに青い。青というよりも紺に近い。一
歩一歩進んでいく。僕の周り全てに真っ白い山々がある。

景色を楽しむのは頂上に着いてからだと目の前の一歩一歩に集中する。


紺碧の空。白い山々。

眼下には歩いてきたナイフリッジが見える。


嬉しかった。とにかく嬉しかった。
たった1人、頂上で子どものようにはしゃぎまわった。



2013年6月14日午後3時11分 北米大陸最高峰デナリ(マッキンリー、6194m)単独登頂
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頂上からの景色
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さて下山だ。
超興奮状態。身体が動く動く。走るようにして降りた。
4時間20分かけた道を1時間20分で下る。
結局、往復で5時間40分しかかかってない。平均的なタイムの半分だ。


最終キャンプに着き、水とチョコバーを食べる。
現在は16時50分。
これから仮眠して最初のキャンプ地まで下ろうと決める。最終キャンプ、頂上アタックの合わせて4日間、高度の影響でろくな物を食べれていない。早く降りて、ハンバーガーを、フィッシュ&チップスを食べたい。

目をつむるが眠れない。何度も写真を見返す。
寝てなくてもいいさ、横になってれば少しは回復するさ。あと8時間下れば、ハンバーガーだ。


22時頃テントを撤収していると他のグループの人たちが続々と降りてくる。
年は父親と同じくらいだろうか。ヘロヘロだが、すごく嬉しそうだ。
「おめでとう、おめでとう」と言って駆け寄る。
頑張っている姿というのは本当に美しい。
老若男女問わず、何かに必死に挑戦し、やり遂げたときの顔というのは何て美しいのだ。


さて、下降開始。
レンジャーにあいさつ。

空は夕暮れ。黙々と下る。
ハンバーガー、フィッシュ&チップスを食べたい一心で下る。
時々、泣き言を言ったり自分を鼓舞しながら進む。
エナジージェルを飲んでは進む。ザックが重いなー。しかし、強くなった。身体の底から力が湧いてくる。

スキーをデポしたところまでくる。ここからはスキーだ。16km近くを一気に下る。
短く、登山靴仕様のビンディングだから滑りづらい。斜面はガチガチだ。何回か転ぶ。

ただ最高に気持ち良い。だだっぴろい氷河を下る。
もちろん周りには誰もいない。

下部の氷河帯にさしかかると、登ってきたときとは全く違うくらいに化け物級のクレバスがそこら中に空いている。怖い怖い。

あと2kmくらいで太ももが痙攣して動かなくなったので休憩。ちょっと無理しすぎたか。まあ、あと少しだ。





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後ろを振り返るとデナリの姿が。あそこにいたのか。
「つい半日前までお前はあそこにいたのだぞ」と自分に言ってみる。
やっぱりここから見てもめちゃくちゃでかいや。



最終キャンプから最初のキャンプまで標高差3000mちょっと、距離20数キロを7時間半で降りてきた。
最初のキャンプ地に着いたときは、極度の疲労の為か、いくら着込んでも寒くて吐き気もすごかったが、頭だけは異常に興奮していた。
あー腹減ったー。




終わりに

応援や心配してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
1人1人からのメッセージが本当に嬉しく、力になりました。


来年は、ペルーのブランカ山群でのアルパインクライミングとスキー滑降を予定しています。


また、この時期のウエストバットレス(ノーマルルート)は入山者が多く、トレースもしっかりついており、厳密な意味での「単独登山」ではないが、登っている際中は、全てトップだったこと(前に他の登山者がいない)、1人で登ったことに対する他の表現がないので僕の場合は「単独登山」と表記しました。

デナリの単独登山のことで聞きたいことがありましたら、いつでも誰でも連絡下さい。力になれると思います。
連絡は、僕のブログのプロフィールからできると思います。

青山 雄飛

2013年6月18日 陽の沈まないアラスカより

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最終遠征

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最終遠征でロッキー山脈第二の高峰マウントコロンビア(3747m)に登頂。

山頂からの下山中、ホワイトアウトになりコンパスと地図とGPSを使って到着。


思えば、2年前の12月、アコンカグアでホワイトアウトに陥り、しっかりとした技術を学ぼうと思ったのが全ての始まりだった。あの時は1人だったし死ぬかと思ったが、今はこうして仲間もいてしっかりとした技術を使えている。3ヶ月に渡る登山学校の締めくくりとして、何かこう繋がりを感じずにはいられない。


朝早くキャンプを撤収し、氷河上を駐車場まで一気にスキーで下る。
真っ黒に日焼けした顔に漂う満足感。周りにはロッキーの峰々。
いよいよ終わるんだなという寂しさと共に充実感と期待が身体を包む。


6月8日、デナリ入山。



登山学校の詳細記事は、デナリ登山が終わった後に詳しく書こうと思います。

今は、シアトル空港にてアンカレッジへの飛行機待ち。

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珠玉の時間

登山学校が始まり、1ヶ月が経ちました。
各セクション毎にブログを更新しようと意気込んでいたけど、今学んでいることを自分の中に落としこむことでいっぱいいっぱいです。


この1ヶ月でやったこと

・雪崩講習Level1
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ビーコンの使い方、捜索方法などの指導風景



・アイスクライミング
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in Half Creek


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in Balfour


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小便休憩中の景色


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in Tango icefall


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Weeping Wall(グレード5+)180mの氷壁
この右側を登りました


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ワンピッチ目で凍えながらビレイ中の俺とゲレット
めちゃくちゃ寒かったなー。


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3ピッチ目のクライミング




・ミックスクライミング
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in Bull shit creek



・サンシャインスキーパーク
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とにかく広い、そして全てのエリアが滑走可



・バックカントリー

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初日は5時間の山行


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コンパスと地図で現在位置の把握と目的地までの方角と距離と時間を計る


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グループで話し合いって斜面を決め、弱層テストをしてスキー。
僕が1番で滑った斜面。あっという間に終わっちゃったけど、幸せな時間だった。
今でも思い出すと笑みがこぼれる。


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雪上キャンプ。学ぶことがたくさん。


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夕食。


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スウェーデンのお医者さんのゲイブリル。1番気が合う。



・雪崩講習Level2andバックカントリー


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in Cirque peak area


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グループレスキュー。埋没者4名、内1名はビーコン不所持の設定。今回で3回目。このスキルを使わないために学ぶことがたくさんある。


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キャンプ地に着いたときから、あそこを滑ってみたいと思っていた斜面。アプローチの悪さと日射による雪崩の危険性により断念。


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短かったけど、気持ち良かったー。


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最高。






今やっていることの全てが自分の目標に繋がっているという強烈な確信がある。

そして、心の底から楽しい。


今までもヒマラヤの山々を自分の力で登るという目標に向かって、やってきていた。果たしてその過程を楽しめていたのか。それが義務のようになっていたときもあったのは確かだ。 ただ今は、それが無くなった。


アイスクライミングでスクリューをねじり込みながら登っていく。
終了点にロープをかけ、後ろを振り返る。
恍惚感というのだろうか、例えようのない満足感が身体を包む。


絶景の中、真っ白な斜面をスキーで降りていく。一瞬のことだが、濃密な時間がそこにはある。
思い出すだけで笑みがこぼれる。
もうこれがあれば良い。


クライミングもスキーも、もっともっと上手くなりたい。
当たり前のことだが世界は広い。僕にとっては、行ったことのない山々、岩壁、氷壁、斜面、それら全てが未知への冒険であり、自分への挑戦だ。

たった一回の人生、自分が心の底から楽しいと思えることに全てをかけていきたい。




最後に、
アラスカ、デナリ(マッキンリー,6194m)の単独登山許可をもらいました。
ルート:ウエストリブ
アラスカグレード:4


明後日からは5泊6日のバックカントリー!
今回は滑りがメイン。氷河上のトリップなのでクレバスレスキューとかもやります。


ってわけで、元気にしてまーす!
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ブログも書きたくなったら、また更新します☆

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